「生理中でもホットヨガに参加して良いのか」「ナプキンでの対応は可能なのか」は、ホットヨガ初心者の多くが抱える悩みの一つです。答えは「ケースバイケース」ですが、正しい知識と準備があれば、生理中でも快適にホットヨガを楽しむことができます。
ナプキンでの対応は可能だが工夫が必要
ホットヨガは室温38〜40度、湿度55〜65%前後という高温多湿の環境下で行われます。このため大量の発汗が起こり、下着やウェアがすぐに湿ってしまうことが特徴です。その状況でナプキンを使用すると、以下のような問題が生じることがあります。
- 蒸れてかゆみやかぶれが起きやすい
- ズレて漏れの原因になる
- 汗と経血が混ざり、不快感が増す
そのため、ナプキンでの対応は可能ではあるものの、以下のような工夫を取り入れると安心です。
快適に過ごすための工夫
通気性の良いナプキンを選ぶ
- 吸収力が高く、ムレを軽減するタイプを選びましょう。
- 「汗ムレ対応」「通気性重視」といったワードがある商品を探すのがコツです。
ヨガ用ショーツとの併用
- ヨガウェアの下に、フィット感の高いスポーツ用ショーツを着用するとナプキンのズレを防げます。
こまめに取り替える
- レッスン前後にナプキンを交換するだけでなく、シャワー後のケアも忘れずに。
ダークカラーのレギンスを着用
- 万が一の漏れに備え、色の濃いウェアで安心感を得ることができます。
他の選択肢:タンポンや月経カップ
ナプキン以外にも選択肢はあります。特にホットヨガのような大量発汗を伴う運動には、より身体にフィットしやすくズレにくい製品が推奨されることもあります。
タンポン
- 動きに強く、外部に装着しないためムレの心配が少ない。
- 正しく装着すれば違和感なく過ごせるが、初心者には慣れが必要。
月経カップ
- 医療用シリコンなどでできており、長時間の使用が可能。
- 繰り返し使えてエコな選択肢だが、挿入と取り出しにコツが必要。
生理中のホットヨガ参加を控えるべきタイミングとは?
生理中でもヨガに参加すること自体は可能ですが、以下のような場合は無理をせず休む選択をしましょう。
- 経血量が多く不安定な日(特に2日目)
- 腹痛や頭痛などPMS(月経前症候群)がひどいとき
- 貧血気味や強い倦怠感があるとき
安全・快適なレッスンのために
ホットヨガは副交感神経を優位にし、血流を促進してくれるため、生理痛の緩和に役立つケースもあります。ただし、自身の体調と相談し、無理をしないことが大切です。生理中は特に「ポーズに無理がないか」「逆転のポーズは避けるべきか」といった点にも注意を払いましょう。
生理中に避けたいポーズの例
- 逆転系ポーズ(肩立ちのポーズなど)
- 激しく腹部を圧迫するポーズ
- 強いツイスト系ポーズ
これらは経血の逆流や体調悪化のリスクがあるため、インストラクターと相談しながら調整することが望ましいです。
生理中のホットヨガは「ナプキンでも可能」ですが、工夫と体調への配慮が必要です。タンポンや月経カップといった選択肢も含め、自分に合った方法を見つけることが重要です。初心者だからこそ、無理せず快適に楽しむことを第一に考えましょう。
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